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パルボウイルスによるリウマチ様症状の診断ポイントは?

No.4982 (2019年10月19日発行) P.58

馳 亮太 (成田赤十字病院感染症科部長)

村中清春 (諏訪中央病院総合診療科医長)

登録日: 2019-10-18

最終更新日: 2019-10-15

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  • パルボウイルス感染でリウマチ様症状をきたす人がいると聞きます。症状や診断のポイントを教えて下さい。諏訪中央病院・村中清春先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    馳 亮太 成田赤十字病院感染症科部長


    【回答】

    【一過性にSLE分類基準を満たしてしまうことに注意】

    ヒトパルボウイルスB19(parvovirus B19:PVB19)感染症は,特に小児における伝染性紅斑の原因ウイルスとして有名ですが,成人では小児とは違ったプレゼンテーションで受診します。関節痛・関節炎が表立ち,皮疹は四肢にレース様に淡く認めるのみで(しばしば浮腫性),頬部紅斑は稀で,皮疹自体を認識されていないこともあります1)

    関節炎は伝染性紅斑,骨髄無形成発作,赤芽球癆とともにPVB19の臨床像として浸透していますが2)3),ほかにも紫斑を含む様々な形態の皮疹,心囊水,腹水,肺炎,肝酵素上昇,急性腎障害などの症候も呈するため,血管炎,全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE),炎症性筋疾患などのリウマチ膠原病を想起させます4)5)

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