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アレルギー疾患の診療における医師以外のスタッフの役割について

No.4980 (2019年10月05日発行) P.53

加藤則人 (京都府立医科大学皮膚科教授)

勝沼俊雄 (東京慈恵会医科大学第三病院小児科教授)

登録日: 2019-10-04

最終更新日: 2019-10-01

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  • 食物アレルギー,喘息,アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の診療においては,患者への治療法や生活における注意点などの指導にかなりの時間を要します。専門的な知識など,質を担保しながら医師以外のスタッフにもアレルギー疾患の診療に参加してもらう上でのポイントについてご教示下さい。東京慈恵会医科大学第三病院・勝沼俊雄先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    加藤則人 京都府立医科大学皮膚科教授


    【回答】

    【人材育成のためにPAE認定制度を実施。CAI認定制度も実現に向け進行中】

    アレルギー疾患は罹病率が高く,ありふれた疾患です。しかし服薬手技が十分でなければ,あるいは生活環境に関する一定の工夫をしなければ,症状の改善は困難です。すなわち,食物アレルギーにおける食事・栄養指導,喘息における服薬・吸入指導,アトピー性皮膚炎におけるスキンケアと外用指導,アレルギー性鼻炎における鼻噴霧指導と抗原回避等は,アレルギー診療における大変重要なポイントです。

    「牛乳を除去して下さい」「お薬を出しておきます」という説明だけでは不十分であり,しばしば治療を困難にします。たとえば重症喘息の50~80%は適正な吸入指導により軽症化すると言われています。しかし,十分な説明,服薬指導,生活指導を行うには相当の時間が必要であり,また熟練したスキルとアップデートな知識が求められるため,多忙な実臨床において容易なことではありません。

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