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■NEWS DPP-4とSGLT2の配合剤「トラディアンス」の承認を了承―薬食審部会

登録日: 2018-07-30

最終更新日: 2018-07-30

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薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は27日、日本ベーリンガーインゲルハイムが申請したDPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の配合剤「トラディアンス」(一般名:エンパグリフロジン/リナグリプチン)について、承認して差し支えないとの結論を取りまとめた。同じ機序の組み合わせによる配合剤としては、「カナリア」「スージャヌ」に続き3剤目。

同薬は、2型糖尿病を対象疾患とする、DPP-4阻害薬の「トラゼンダ」とSGLT2阻害薬の「ジャディアンス」の新配合剤。いずれかの単剤による治療の効果が不十分で、併用治療が適切と判断される場合に用いる。

承認が了承された規格のうち、配合錠APはエンパグリフロジン10mg/リナグリプチン5mg、配合錠BPは25mg/5mg。1日1回1錠を朝食前または朝食後に投与する。

同日の部会を通過し、近く承認が見込まれる医薬品は下掲の通り。

販売名(会社名) 一般名 効能・効果等
トラディアンス配合錠AP
同配合錠BP
(日本ベーリンガーインゲルハイム)
エンパグリフロジン/リナグリプチン 2型糖尿病(ただし、エンパグリフロジン及びリナグリプチンの併用による治療が適切と判断される場合に限る)
リンゼス錠0.25mg
(アステラス製薬)
リナクロチド 慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)【効能追加】
アガルシダーゼ ベータBS点滴静注5mg「JCR」
同35mg「JCR
(JCRファーマ)
アガルシダーゼ ベータ〈遺伝子組換え〉 ファブリー病(ファブラザイムのバイオ後続品)


■公知申請が可能と判断された医薬品

販売名(会社名) 成分名 予定される適応

イムラン錠50mg(アスペンジャパン)

アザニン錠50mg(田辺三菱製薬)
アザチオプリン 自己免疫性肝炎

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