この数年、低価値医療・無価値医療に対する関心が高まっています。宮脇敦士氏(筑波大学准教授)のグループは2022年以来、日本のビッグデータを用いた実証研究を精力的に発表しており、低価値医療・無価値医療の抑制が「医療の無駄」をなくし、医療費抑制の切り札になるとの期待も生まれています。2026年1月には日本医療政策機構が、「低価値医療等を保険給付から除外し、必要な医療に資源を集中する」との〈尖った〉「政策提言」をしました(リンク参照)。
私も、低価値医療・無価値医療を減らすことには賛成ですが、特に低価値医療は多義的で、一律の定義・政策介入は困難であり、しかもその抑制による大きな医療費抑制も期待できないと考えています。