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【論点】逆流性食道炎に対するプロトンポンプ阻害薬の長期使用の是非

No.4908 (2018年05月19日発行) P.24

藤森俊二 (日本医科大学千葉北総病院病院教授・消化器内科部長/内視鏡センター長)

登録日: 2018-05-17

最終更新日: 2018-05-16

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Bを選びます。プロトンポンプ阻害薬(PPI)は副作用が少ないと考えられてきましたが,近年骨粗鬆症や認知症の進行などの問題が提起され,その使用に関して意見がわかれています。PPIでQOLの向上が得られる患者は多く,必要最小量で病状をコントロールする努力がなされていれば,PPIの使用に問題はないと考えます。

1 背景

強力な酸分泌抑制効果を持つプロトンポンプ阻害薬(proton pump inhibitor:PPI)が胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎の治療に多用され,ピロリ菌の除菌薬にも組み込まれている。PPIは胃・十二指腸潰瘍の早期治癒に役立ち,また,胸焼け・呑酸に悩む多くの患者を救っている。

PPIは発売当初は副作用が少ないとされてきた。しかし,近年様々な副作用が報告されるようになり,その使用が不安視され,使用推進派と不使用派,その中間派にわかれている。潰瘍の治療や除菌療法にPPIを使用する場合は短期使用なので,あまり問題はない。問題なのは逆流性食道炎で長期使用をしている場合で,この問題に対して,PPIでの副作用の出現に対する筆者の意見を述べたい。

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