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高腫瘍量の未治療濾胞性リンパ腫(FL)に対する治療選択肢【リツキシマブの登場以後,治療の選択肢は増えている】

No.4906 (2018年05月05日発行) P.55

丸山 大 (国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科病棟医)

大間知 謙 (東海大学医学部内科学系血液腫瘍リウマチ内科講師)

登録日: 2018-05-06

最終更新日: 2018-04-26

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  • 今後,濾胞性リンパ腫(follicular lymphoma:FL)の治療選択肢として新規CD20抗体obinutuzumabの登場が見込まれており,ベンダムスチンも未治療FLに対して適応拡大されました。こうした状況において,特に高腫瘍量の未治療FLに対する治療選択肢について,東海大学・大間知 謙先生にご教示頂きたいと存じます。

    【質問者】

    丸山 大 国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科 病棟医長



    【回答】

    FLは,かつて化学療法では治癒不可能と考えられており,化学療法の強度を高めても予後は改善せず,レジメンの違いによる差はほとんどないとされていました。しかし,1990年代末に登場したリツキシマブの導入により予後は著しく改善し,近年,大規模な比較試験の結果も複数報告されており,治療選択の幅が増えています。

    イタリアのグループが行ったR-CVP(リツキシマブ,シクロホスファミド,ビンクリスチン,プレドニゾロン)療法,R-CHOP(リツキシマブ,シクロホスファミド,ドキソルビシン,ビンクリスチン,プレドニゾロン)療法,R-FM(リツキシマブ,フルダラビン,ミトキサントロン)療法の比較試験では,R-CHOP療法とR-FM療法が無増悪生存割合でR-CVP療法を上回り,R-FM療法はR-CHOP療法よりも毒性が強かったことが示されています。

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