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あはき療養費で医師の同意書の様式変更を議論【厚労省専門委員会】

No.4890 (2018年01月13日発行) P.13

登録日: 2017-12-27

最終更新日: 2018-01-11

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あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう(あはき)療養費に受領委任払制度を導入する際の不正対策を検討している社会保障審議会医療保険部会の「あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」は27日、医師が記載する同意書の様式について議論した。日医の釜萢敏委員は詳細な様式への変更を支持した。

あはきに受領委任払制度を実施する方針は同委員会が昨年3月にまとめた報告書に盛り込まれており、18年度中に不正対策と併せて導入する方向で検討が進められている。

あはきの施術は現状、最初の施術の際に医師の同意書か診断書が必要だが、3カ月後の再同意の際は口頭でも可能となっている。

同日の会合で厚労省は、再同意の際にも「医師が文書により、患者の状態や施術の内容、必要性等について確認する」と改めることを提案した。

後藤邦正委員(東京都後期高齢者医療広域連合)は、医師の同意書の様式変更を主張。「現行の様式は症状について詳細に記載する欄がなく、検証が困難」と指摘した上で、宮崎県後期高齢者医療広域連合が使用している詳細な同意書を参考資料として提示。宮崎県と同様に詳細な同意書を標準様式とするよう求めた。

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