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頰部感染性粉瘤? 膿瘍?→皮膚切開排膿すべきか?[画像診断道場〜実はこうだった(90)]

No.4887 (2017年12月23日発行) P.5

長谷川泰子 (神戸大学医学部形成外科)

寺師浩人 (神戸大学医学部形成外科教授)

登録日: 2017-12-21

最終更新日: 2017-12-20

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頰部感染性粉瘤? 膿瘍?→皮膚切開排膿すべきか?

70歳,女性。以前から左鼻翼近傍にしこりを自覚していた。8カ月前より左鼻唇溝部の発赤・腫脹を認め,近医皮膚科を受診。長径20mmの発赤を伴う腫瘤を認めた。抗菌薬を投与開始されるも軽快せず,1週間後に切開排膿の処置を施行。
その後,上皮化を認めたが,同部位に硬結が持続し,5カ月後,同部位の疼痛・発赤・腫脹を再び認め,当科に紹介受診となった。
現症:左鼻唇溝部に長径40mmの発赤を伴う腫瘤を認める。
既往歴:高血圧症,7年前に脳内出血を発症。脳神経外科でその後の症候性てんかんに対し通院加療中。


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