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プラセボ効果でもええやないの[なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(179)]

No.4885 (2017年12月09日発行) P.72

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2017-12-06

最終更新日: 2017-12-05

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  • 若かった頃のように8時間ノンストップで眠れるようなことはなくなった。寝付きはいいが、トイレに行きたい訳でもないのに、夜中に1~2回は目が覚める。この年齢で6時間+お昼寝が30分(!)というのは十分なのかとは思っている。しかし、なんとなく寝足りない感じがすることも多い。ある日、尋ねもしないのに、それに効くと謳うサプリの広告がネットに現れた。

    あまり高くつかないものは、なんでもチャレンジすることにしている。で、そのサプリを買って試してみた。すっかり忘れていたのだが、以前、山小屋で会ったそのサプリのメーカーの方が、隣のおっさんのイビキがひどくても、これを飲んだら大丈夫、と、勧めておられたのを思い出したし。

    目覚めが爽やかになったような気がする。あくまでも主観であるが、飲んだ日と飲まない日では、なんとなく違うのである。夜中に目が覚めなくなった、という訳ではない。朝いちばんに、今日も元気でいてこましたろか、という気分になるのである。

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