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急性の右下腹部痛を主訴に受診した46歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(163)]

No.4884 (2017年12月02日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

近藤 健 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

野田和敬 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

塚本知子 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2017-11-30

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    3時間前,歩行中に急に右下腹部痛を自覚した。激しい疼痛のため救急搬送にて当科を受診。安静時痛を認め,わずかな体動でも悪化するため,臥位でじっと横たわっている。生活歴に特記すべきことなし。

    身体診察では体温36.6℃,血圧156/88mmHg,脈拍86回/分。腹部診察では,圧痛や腹膜刺激徴候を認めず,皮疹や表在知覚障害も認めない。

    一般血液・生化学検査では異常を認めない。骨盤部造影CTを示す(図1)。




    研修医の診断:子宮漿膜下筋腫捻転

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