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大都市6都府県以外の内定者が過去最大5311人【臨床研修マッチング】

登録日: 2017-10-20

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厚生労働省と医師臨床研修マッチング協議会は19日、2017年度の医師臨床研修マッチング(用語解説)の結果を公表した。大都市部のある東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡の6都府県における内定者数は3712人(41.1%)、その他の道県における内定者数は5311人(58.9%)。6都府県以外の内定者数は、臨床研修が必修化された04年度以降で過去最大となった。

今年度のマッチングに参加した病院は1022施設(前年度比5施設減)で、研修プログラムは1383(同23減)、募集定員は1万1014人(同181人減)。研修先の希望順位登録者数は9726人(同331人減)、内定者数は9023人(同117人増)、内定率は92.8%(同2.0ポイント減)だった。

前年度と比べて最も内定者数が増えたのは新潟県(内定者129人、31.6%増)。次いで、岩手県(同90人、21.6%増)、石川県(同120人、16.5%増)、和歌山県(同110人、15.8%増)、宮城県(同144人、15.2%増)―となっている。

大学病院の内定者数は3738人(同68人減)で、全体に占める割合は41.4%と過去最低を記録した。一方、市中の臨床研修病院の内定者数は5285人(同185人増)で、8年連続で増加した。

【医師臨床研修マッチング】:臨床研修を受けようとする医学生等と臨床研修を行う病院の研修プログラムを、互いの希望を踏まえ、一定のアルゴリズムに従いコンピュータで組み合わせを決定するシステム。2004年度に導入。今回のマッチングでは18年度開始の研修先を決めた。

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