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 子宮収縮薬の適正使用[医療安全情報UpDate]

No.4868 (2017年08月12日発行) P.20

登録日: 2017-08-09

最終更新日: 2017-08-08

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  • 日本医療機能評価機構が今年3月に公表した報告書で、子宮収縮薬の使用状況や使用に際した説明と同意について問題視したことを受け、製薬会社4社が1日に「適正使用に関するお願い」を発出した。
    報告書によると、2009〜11年の子宮収縮薬の使用事例は124件(オキシトシン105件、プロスタグランジンF2α 17件、プロスタグランジンE2 26件:重複あり)だった。そのうち用法・用量が基準範囲内で分娩監視装置による連続的な胎児心拍数聴取が行われたオキシトシン使用例は09年は41件中7件(17.1%)、10年は34件中7件(20.6%)、11年は30件中7件(23.3%)。それ以外では、初期投与量、増加量、最大投与量のいずれかが「産婦人科診療ガイドライン─産科編」等に記載された基準より多いものや、心拍数聴取方法が間欠的なものだったとしている。
    使用に際した説明と同意については、09年に同意があったのは44件中17件(文書10件、口頭7件)、10年は43件中30件(同13件、17件)、11年は37件中23件(同12件、11件)だった。

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