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新専門医制度「運用に問題あれば速やかに是正を」 塩崎厚労相が吉村理事長に談話を手交

登録日: 2017-08-02

最終更新日: 2017-08-02

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塩崎恭久厚生労働相は2日、「新たな専門医制度」に対する談話をまとめ、日本専門医機構の吉村博邦理事長に手交した。

厚労相談話では、「来年度より実施する新たな専門医制度はプログラム制の導入など、これまでにない新たな仕組み」であるとした上で、①指導医や専攻医が基幹病院に集中することで地域医療に悪影響が生じるのではないか、②専攻医がその意思に反し、望んでいる地域、内容での研修を行えなくなるのではないか-などの懸念が払拭されるには至っていない、と指摘。来年4月からの新制度開始に当たり、こうした懸念に真摯に向き合い、都道府県協議会など地域医療関係者と十分協議し、運用に問題が生じた場合、速やかに是正する必要があると明示した。

具体的には、日本専門医機構および各関係学会に対し、学会ごとの応募状況や専攻医の配属状況を厚労省に報告することに加え、もし地域医療に影響を与える懸念が生じた場合には、実効性ある対応を求めている。

塩崎厚労相との面会後、吉村氏は記者団に対し、「ご懸念を払拭できるようにしっかりやっていきたい」とコメントするにとどめ、機構としての考えは4日の理事会終了後に改めて発表する考えを示した。

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