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新専門医制度、来年4月スタートに理解示す─全国自治体病院協議会・邉見会長

登録日: 2017-07-24

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全国自治体病院協議会の邉見公雄会長は12日の会見で、新専門医制度を来年4月にスタートさせる日本専門医機構の方針に理解を示した。

機構は今月7日の理事会で、専門医制度新整備指針運用細則の改訂を承認。同日の会見では、来年4月開始の準備が整ったとの認識を示していた。

邉見氏は、「以前は地域医療への影響が心配だったが、都道府県協議会など(医師偏在対策の)チェック機能が(制度開始を延期したこの1年で)だいぶ増えたので、60~70点でスタートして少しずつ良くしていけばいい」と述べ、来年4月スタートの方針を支持する考えを示した。

関連して、総合診療専門研修プログラム整備基準が7日に機構の理事会で承認されたことにも言及。これについては「地域で総合診療を頑張っている先生が指導医になれるよう働きかけていく」と述べるとともに、「日本プライマリ・ケア連合学会や全国国民健康保険診療施設協議会、地域医療機能推進機構(JCHO)、JA厚生連などと力を合わせ、18基本領域に負けないような良い制度にしたい」と話した。

新専門医制度について「60~70点でスタートして少しずつ良くしていけばいい」と話す邉見氏(中央)

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