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特集:ホルモン補充療法(HRT)の変遷と現状

No.4865 (2017年07月22日発行) P.25

岡野浩哉 (飯田橋レディースクリニック院長)

登録日: 2017-07-21

最終更新日: 2017-07-19

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監修:岡野浩哉(飯田橋レディースクリニック院長)

監修のことば

婦人科医におけるホルモン補充療法(HRT)とはエストロゲン製剤を投与する治療の総称である。更年期障害に対する一治療法と思われがちだが,女性の骨粗鬆症はエストロゲンの低下に原因がありその補充が有効なことは,70年前に既に報告されている。その他にも多くの利点が証明されており,閉経後の人生が余生ではなくより社会で活躍する時代となっていることと相まって,その適応は広がりつつある。

一方で,HRTほどその功罪が世界中で何度も検証され,進化し続けている治療法はめずらしい。これは取って代わる治療法が他にないことを意味している。
この2点を中心に,わが国における第一人者の先生方に解説をお願いし,他科の先生方への正確な情報の提供とHRTの理解の一助となることを切望し,本特集を企画した。

■目次

1 ホルモン補充療法の現状
福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター長 水沼英樹

2 ホルモン補充療法における使用薬剤とその特徴
徳島大学大学院医歯薬学研究部生殖・更年期医療学分野教授 安井敏之

3 ホルモン補充療法の対象者─ヘルスケアとしての広がりと将来
東京歯科大学市川総合病院産婦人科教授 髙松 潔
東京歯科大学市川総合病院産婦人科准教授 小川真里子

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