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【他科への手紙】内分泌代謝内科→一般内科

No.4857 (2017年05月27日発行) P.51

高橋 裕 (神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科学准教授)

登録日: 2017-05-26

最終更新日: 2017-05-24

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  • 一般内科をご診療の先生方にはいつも患者をご紹介頂き感謝申し上げます。画像診断をする機会が増加し、副腎偶発腫に遭遇する機会は大変多くなっております。副腎腫瘍の頻度は年齢とともに増加し、一般の腹部CTでは0.2~0.8%に、40歳以上の患者では5%に存在するので、決して稀ではありません。すぐ内分泌代謝内科にご相談頂いても結構ですが、外来でも簡単にスクリーニングできる方法をお伝えしたいと思います。

    副腎偶発腫の半数は非機能性です。その場合でも、腫瘍径が3cm以上の場合には4%、5cm以上の場合には25%が悪性の可能性があります。一般的な症状として、高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症、骨粗鬆症の有無をご確認下さい。これらを伴う場合には機能性を疑う必要があります。高血圧は持続性なのか不安定なのかが重要です。持続性の場合には原発性アルドステロン症、クッシング症候群を、不安定で発汗、動悸、頭痛などの症状を伴い、比較的大きな腫瘍の場合には褐色細胞腫を疑う必要があります。原発性アルドステロン症は高血圧患者全体の5~10%を占めますので、今やコモンディジーズと考えられています。

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