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【解説:患者対応のポイント】小田倉弘典氏[特集:医療不信患者への対処術2 “情報洪水時代”の患者にどう向き合うか]

No.4855 (2017年05月13日発行) P.30

小田倉弘典 (仙台市・土橋内科医院院長)

登録日: 2017-05-12

最終更新日: 2017-05-12

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  • 治療を受け入れてもらうために重要なのは「解釈」と「感情」

    小田倉弘典

    仙台市・土橋内科医院院長
    1987年東北大卒。仙台市立病院循環器科医長などを経て、2006年より現職。


    インターネットの発達で情報の拡散力が強まっている。かかりつけ医がいても「まずネットで検索」という時代に、医師は患者にどう向き合うべきか。この問題に関し、自院ホームページやブログで情報発信する小田倉弘典氏に、自身の取り組みについて聞いた。

    ─具体的にどういう対応をしているのですか。

    医師と患者さんが一緒に意思決定をするためのフレームを作り(右頁表)、それに基づき丁寧に進めるようにしています。家庭医領域における患者さんの基本的な解釈モデル「か(解釈)、き(期待)、か(感情)、え(影響)」の中で、治療を受け入れてもらうために、特に重要なのは解釈と感情です。短時間で説明できるかがポイントで、ツールとしてパンフレットを作成しています。目安は10分以内です。


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