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検診で発見された肝腫瘤…診断は?[画像診断道場〜実はこうだった(52)]

No.4849 (2017年04月01日発行) P.7

小林功幸 (東京医科大学消化器内科臨床准教授)

近藤福雄 (帝京大学附属病院病理診断科教授)

登録日: 2017-03-30

最終更新日: 2017-04-28

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    検診で発見された肝腫瘤…診断は?

    41歳,女性。検診の腹部超音波検査で肝S1に2cm大の肝腫瘤を指摘され,他院にて肝血管腫の診断で経過観察されていた。2年後,検診の腹部超音波検査において,同病変は7cm大に増大していたため精査目的で当科紹介となった。初診時の腹部造影CT検査で上記画像を得た。
    既往歴・生活歴:特記事項なし,輸血歴なし。機会飲酒,喫煙歴なし。
    来院時検査所見:AST 19 IU/L,ALT 28 IU/L,LDH 169 IU/L,ALP 226 IU/L,γ-GTP 31IU/L,TP 7.6g/dL,Alb 4.6g/dL,T-Bil 0.49mg/dL,白血球5400/µL,赤血球448万/µL,血小板34.8万/µL,PT-INR 0.85,AFP 1.3ng/mL,PIVKA-Ⅱ 20mAU/mL,CA19-9 12.2U/mL,CEA 0.5ng/mL,HBs抗原(−),HCV抗体(−),HBs抗体(+),HBc抗体(+),HBV-DNA(−)

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