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【人】宮崎 勝さん「切除可能範囲を広げるのが肝胆膵外科医の使命」

No.4721 (2014年10月18日発行) P.18

宮崎 勝 (日本肝胆膵外科学会理事長・千葉大臓器制御外科学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-03-23

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  • 宮崎 勝さん(Miyazaki Masaru)

    日本肝胆膵外科学会理事長・千葉大臓器制御外科学教授

    1950年千葉県生まれ。75年千葉大卒。カナダ・トロント大留学、千葉大第一外科講師などを経て2001年より現職。12年より日本肝胆膵外科学会理事長を務める。

    切除可能範囲を広げるのが肝胆膵外科医の使命

    胆道癌診療ガイドライン作成委員長として今年11月、7年ぶりに改訂版を出版する。外科医中心だった作成委員に、胆道がんの治療経験豊富な内科医、放射線科医、病理医を加え徹底的に議論を重ねたため、作成には2年半を要した。「臨床現場で役立つように、専門家の間で意見の分かれるクリニカルクエスチョンにも現時点で最適な答えを出すよう心がけました。薬物療法は前回より生存率の高い方法が第一選択になっていますし、腹腔鏡下手術など議論の末、慎重論を唱えたテーマもあります。旧ガイドラインの推奨度は分かりにくいとの批判があったので、1~4の4段階で分かりやすくしたのも特徴の一つです」

    胆道がんは、日本では年間約2万3000人が罹患し、6番目に死亡数の多いがんだが、欧米では希少がん。新ガイドラインは、世界をリードするものと自負する。

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