社会保障審議会介護給付費分科会は4日、2018年度介護従事者処遇状況等調査の項目を決めた。昨年度の前回調査から、処遇改善加算を取得しない理由を具体的に調査する項目を追加する。
同調査は、介護従事者の処遇の状況と介護職員処遇改善加算の影響等の評価を行うとともに、介護報酬改定のための基礎資料を得ることを目的に毎年行っているもの。18年度調査は10月に実施し、2019年3月の公表を予定している。
前回調査から変更する調査項目は、介護職員処遇改善加算(Ⅱ)の取得が困難な理由と介護職員処遇改善加算を取得しない理由について、さらに具体的な事情を把握するための調査項目を追加。それに伴い、「加算(Ⅰ)の届出を行っている事業所におけるキャリアパス要件(Ⅲ)を満たす根拠」「特別事情届出書の提出状況」の調査項目等については削除する。