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静がんメソッド 消化器癌・頭頸部癌編<改題改訂第2版> 静岡がんセンターから学ぶ最新化学療法&有害事象マネジメント

定価:6,480円
(本体6,000円+税)

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監修: 安井博史(静岡県立静岡がんセンター副院長/消化器内科部長)
編著: 安井博史(静岡県立静岡がんセンター副院長/消化器内科部長)
編著: 小野澤祐輔(静岡県立静岡がんセンター原発不明科部長)
判型: B5判
頁数: 476頁
装丁: 2色刷
発行日: 2018年03月12日
ISBN: 978-4-7849-5611-1
版数: 2
付録: -
  • 初版刊行後に承認された下記のレジメンを追加しました。
    【頭頸部癌】
    ・Nivolumab
    ・Vandetanib
    ・Lenvatinib
    ・Sorafenib
    【胃癌】
    ・Nivolumab
    ・mFOLFOX6
    ・nab-PTX
    【大腸癌】
    ・FOLFIRI+AFL
    ・FOLFIRI+Ramucirumab
  • 患者さんの状態や背景が様々で “正解”が存在しない癌化学療法。本書は,多数の癌患者さんを診療する静がん(静岡がんセンター)での経験則から,治療選択の注意点や有害事象対策のポイントを解説。EBMを根幹としつつ,EBMだけではカバーしきれない,実臨床からの経験的ポイントを惜しげなく公開しています。
  • 消化器内科において頭頸部癌の診療も行う静岡がんセンターの実情に合わせ,「消化器癌・頭頸部癌編 第2版」に改題改訂。より実践的な書籍にブラッシュアップしました。

目次

1.SCC 院内ガイドライン

2.レジメン・有害事象マネジメント
Ⅰ 頭頸部癌
CDDP+RT
CBDCA+RT
Cmab+RT
TPF
Cmab+DTX +CDDP
FP(or 5-FU+CBDCA)± Cmab
Nivolumab
weekly PTX
weekly PTX+Cmab
DTX
S-1
Sorafenib
Lenvatinib
Vandetanib

Ⅱ 食道癌
FP,FP+ RT
5-FU+CDGP
DTX
weekly PTX

Ⅲ 胃 癌
S-1 +CDDP
SOX
XELOX
mFOLFOX6
XP+Tmab
S-1+CDDP+Tmab
S-1
5-FU+ℓ-LV
MTX+5-FU
weekly PTX
weekly PTX+Rmab
nab-PTX
CPT-11
biweekly CPT-11 +CDDP
Nivolumab
adj S-1

Ⅳ 胆・膵癌
FOLFIRINOX(膵)
GEM+nab-PTX(膵)
GEM+Erlotinib(膵)
GEM+CDDP(胆)
Gemcitabine(胆・膵)
S-1(胆・膵)
S-1+RT(膵)
adj GEM(膵)
adj S-1(膵)

Ⅴ 大腸癌
FOLFOXIRI
FOLFOXIRI+Bmab
FOLFOX
FOLFOX+Bmab
FOLFOX+Cmab/Pmab
FOLFIRI
FOLFIRI +Bmab
FOLFIRI +Rmab
FOLFIRI +AFL
FOLFIRI +Cmab/Pmab
XELOX
XELOX+Bmab
SOX+Bmab
S-1
Capecitabine
Capecitabine+Bmab
CPT-11
CPT-11 +Cmab
IRIS
Cmab/Pmab
Trifluridine
Regorafenib
adj Capecitabine
adj UFT/LV
5-FU+LV,adj 5-FU+LV
5-FU+LV+Bmab
adj FOLFOX
adj XELOX

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序文

序文[第2版]


近年の消化器癌, 頭頸部癌の化学療法は, 新規薬剤の登場, 特に抗VEGF
抗体や抗EGFR 抗体といった分子標的薬,抗PD-1抗体などの癌免疫療法の登
場により,有効な化学療法の種類や治療レジメンが増え,治療効果は確実に延
長しています。一方で,化学療法のマイナス面である副作用においては,分子
標的薬特有の皮膚障害(皮疹,手足皮膚症候群など),循環器障害(血栓,血圧
上昇など), あるいは眼障害(流涙など), 癌免疫療法特有の副作用(間質性肺
疾患,甲状腺のホルモン機能低下など)といった,処方医のみではマネジメン
トが困難なものも少なからず認めるようになってきています。

副作用マネジメントは,患者さんのQOL向上のみならず,化学療法の効果を
最大限発揮できるようにするための重要な要素です。特別なことをする必要は
なく,①使用するレジメンごとに注意が必要な副作用の種類や発現頻度,発症
時期を念頭に予防策を立てる,②患者さんごとの副作用パターンを見きわめて
対策を講じる,この2点が基本です。治療レジメンの選択においても,各癌腫の
ガイドラインなどで推奨されている標準治療を基本にしつつ,患者さんの病態,
全身状態ならびに治療目的,仕事環境,家庭環境など様々な情報を加味して最
善なレジメンを選択していきますが,臨床現場においては容易に決められずに
迷うことが多々あります。そういった,EBMでは答えが見つけ出せないときに
役立つのは,実際の臨床現場から得られた経験値,いわゆる「治療のコツ」です。

我々静岡がんセンターの消化器内科,原発不明科は,頭頸部癌,食道癌,胃
癌,胆道癌,膵癌,大腸癌,原発不明癌,GIST(消化管間質腫瘍),と多岐に
わたる癌腫の化学療法の副作用マネジメント,ならびに緩和治療を含めた支持
療法を行っています。また,放射線併用療法や周術期治療を含め,数多くの治
療を行ってきた実績があります。さらに, 支持療法においても当院は多職種
チーム医療を早くから取り入れ,実践してきた経験があります。

本書はこうした経験値をもとに,「治療のコツ」をより具体的に, わかりや
すく伝えることができればという思いで作成しました。我々と同じく癌治療に
熱意を持ち,最善の治療を提供したいと日々努力しておられる皆様の臨床現場
において,少しでもご参考になれば幸いです。

静岡県立静岡がんセンター副院長兼消化器内科部長
安井博史
静岡県立静岡がんセンター原発不明科部長
小野澤祐輔

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